究極のデトックス ファスティングダイエット 「断食術」藤原茜著 読書感想とポイント
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神戸六甲の篠原家でとれたタマふじのタボことタボにゃんですにゃん。
平凡な日常生活の中から役立つ真実を発見して掘り下げた記事を書いていきますにゃよ。
色々試してみたいこともありますし、皆さんどうぞよろしくお願いしますにゃよ。
断食による体内解毒の方法を分かりやすく紹介された本でしたにゃよ。
断食による効果はよく言われていますが、実践には専門家の指導の元で行わないと危険な部分がありますにゃん。
この本は、プロのスポーツライターの藤原茜にゃんこ先生の断食理論と実践方法が、詳しく書かれていて見よう見まねで試して見ようと思いましたにゃよ。
とにかく具体的にどうすれば良いのかとても分かり易くて良い本でしたにゃん。
本の概要
プロローグ
・アンチエイジングよりもナチュラルエイジング
・非効率的なダイエットの終幕
・「食べたい」を一生涯続けるために
第一章 ファスティングとは
・摂らない「絶食」、摂る「断食」
・食べないことは自然なこと
・ファスティングは科学です
・ファスティングのしくみ
第二章 ファスティングの効果と必要性
・デトックス(解毒)
・ダイエット(脂肪燃焼回路の確立)
・リセット(代謝酵素の活性化と内臓の休養)
・リラックス(脳の活性化)
・リバース(心身の再生と生活習慣の改善)
第三章 ファスティングを始める前に
・まずは確認 〜 こんな人は要注意 〜
・賢いファスティングの選び方
第四章 プレバレーションフェイズ(準備期)
・最高の準備期が最大の効果を引き出す
・準備期のイロハ 〜 徐々に減らそう 〜
第五章 ファスティングフェイズ(断食期)
・ファスティング期はとにかくゆったり
・ファスティング期のイロハ 〜 注意事項と禁忌 〜
・トラブルと対処法
第六章 リカバリーフェイズ(回復期)
・究極の身体は、回復期が作る。
・回復期のイロハ 〜 徐々に増やそう
第七章 知っておきたい身近な食の新常識 ー 出すべき毒はこんなにあった ー
・正しい食を見極める
・ホールフードとリビングフード
・敵か味方か炭水化物
・「良質」なタンパク質、「健康」なタンパク質
・健康オイルの代名詞!? 植物性油にご注意を
・農薬入り野菜作り、奨励していませんか?
・牛乳に相談♪ か?
・イメージと裏腹! 朝採り野菜は身体に悪い
・身体に良いお酒? 赤ワイン
・腹八分目も実は食べ過ぎ
エピローグ
本のポイントと感想
プロローグ
著者は、巷の世間一般健康やダイエット法とは異なり、ノーベル賞受賞者のライナス・カール・ボーリング博士(米、1901〜1994。スタンフォード大学教授、量子化学者、生化学者、分子生物学)が提唱した予防医学、「分子整合医学(Orthomolecular Medicine)を元に書かれてますにゃよ。
この分子整合医学は、身体に必要な栄養素(特にミネラル、ビタミン)の働きやメカニズムをまとめており、現代医学の一時的な対処療法ではなく、自然治癒力をどのようにすれば高められるかを提唱されているのだそうにゃ。
症状だけ見て薬だけ出す現在の医者は本当にダメですにゃー。
根本原因と本物の治療をもっと勉強して病人を救うようにしてもらいたいですにゃよ。
世の中、「〜健康法」「〜ダイエット法」の情報が溢れかえっていますが、大半は金儲けのため商品を売ることが目的が多いと思うにゃよ。
効果がないのに大枚を払い、逆に不健康になったり、挫折したり、リバウンドしていたら、時間とお金が勿体無いですにゃよ。
色々な情報を多方面から集め、鵜呑みにするのではなく自分で判断して実践してみることが大切ですにゃん。
この本は、とても有益な情報として興味が湧き、読み進めることができましたにゃん。
第一章 ファスティングとは
「絶食」は、水以外何も摂らない。
これでは、確かに苦痛でついていけないと思うにゃん。
「断食」は、水と必要なミネラル、ビタミンを摂りながら、進めることができるそうにゃん。
これなら、ボクにゃんもできそうに思いましたにゃよ。
しかし、「断食」で食べたことにならずに、ミネラルやビタミンをどうやって摂るの?と疑問が起こりましたにゃよ。
この本では
オススメするファスティングは、必要最低限のカロリー摂取と皆さんが期待している効果を最大限に引き出すためのミネラルやアミノ酸を含んだドリンクを摂りながら行って行きます。
1日約500kcalほどのエネルギーをドリンクで摂取しながら行います。
良かったー!
でもこれで「断食」したことになるのかにゃー?
今までの水だけ「断食」だと堪え難いと思っていましたが、栄養ドリンクは飲んでも食べたことにならなくて、効果が得られるなら素晴らしいと思いましたにゃよ。
まあ、苦痛なく効果が得られるなら、良いにゃんこ。
ポイントは、この「栄養ドリンク」の種類とその摂り方ですにゃー。
読み進めて行くうちに益々興味が湧いてきましたにゃよ。
以前古代ギリシャ聖医ヒポクラティスの名言では、
「食事で治らない病気は、他のどんな治療をしても治らない」
と仰せでしたにゃが、
ドイツのことわざでは、
「断食で治らない病気は、他のどんな治療をしても治らない」
があるのだそうですにゃ。
ドイツはさすがに先進医療ですにゃー。
第二章 ファスティングの効果と必要性
・デトックス(解毒)
ボクにゃんが健康のために一番期待しているのは、デトックスで体内から毒素の排出ですにゃん。
一日の食事回数を減らし、少食にして見たのは良いのですが問題なのは便秘ですにゃよ。
一日3食で食べ過ぎていた頃は、お通じだけはいつも大量快便でしたにゃが、少食するようになってから、便秘に悩まされるようになりましたにゃー。
岩盤浴やサウナなどで汗による解毒は、いくら頑張っても、約3%しかないそうですにゃー。
便が、約75%、尿が約20%ですにゃか。
水をガバガバ飲んでも、尿に出しても全体としての効果は大したことないのですにゃー。
少食や糖質制限をしても、便秘になってしまったのを何とかしないと、デトックスの効果があまり出ないことが分かりましたにゃよ。
この本を読んで試してファスティング効果を求めるなら、便秘が解消されるかがキーポイントですにゃー。
宿便をいっぱい出せたらいいにゃー。
排出しにくい有害金属などの毒素は、ファステイングにより解糖系から、脂肪燃焼系の体質に切り替えないと体から出ていかないのですにゃー。
このためには最低3~4日以上のファスティングが必要とは、なかなか厳しいですにゃよ。
・ダイエット(脂肪燃焼回路の確立)
汗を1kgかく、便を1kg出すと体重はその分減る。しかし、これはダイエットではない。体脂肪を燃やしてこそダイエット。
ボクにゃん、一日の食事回数を減らして糖質制限少食にしただけで、半年で10kg以上痩せましたにゃが、
オススメするファスティングでは、脂肪を確実に燃焼させて行くことが可能です。
このオススメな方法も是非試して見たいと思うにゃよ。
・リセット(代謝酵素の活性化と内臓の休養)
生命の維持に体内の酵素は大きく分けて「代謝酵素」と「消化酵素」があり、一生に使える量が決まっているそうですにゃよ。
それは、テロメアとかテロメアーゼと言われる寿命に関する塩基があり染色体から出される酵素で、生まれた時は約10,000個ほどあるものが消化などで消費され、約5,000個を切るとその生命の寿命となるそうですにゃん。
従って、脂っこい肉食などで消化酵素を浪費するのではなく、体の修復の方で酵素を節約しながら使用する方が健康で長生きできると言われていますにゃん。
この本の方法により、消化で使う酵素が節約でき、「代謝酵素」の方を活性化することができ健康で長生きできることに繋がれば嬉しいにゃー。
消化酵素の分泌量が増えれば代謝酵素の働きは弱まり、消化酵素の分泌量が減れば代謝酵素は活性化する。
すなはち、代謝酵素を活性化させるほど体調は整い、健康的で活力に満ちた身体になります。
怪我をしたり、高熱が出たり体調が悪い時ほど身体は身体の修復に必要な代謝酵素の活性化を望んでいるが食物を口すると抑制され、消化酵素が出てしまうことになります。
すなはち、早期回復には食事をせず消化酵素の方を出すことが鍵となります。
素晴らしい教えですにゃー。
今までの常識は間違いで、本当に目から鱗ですにゃよ。
また、『寝る前に食事をするのは良くない』や『夜8時までに食事を終えて以降は口に入れないようにする』はよく言われていますが以下の説明でよく理屈が分かりましたにゃよ。
本来、睡眠とは、代謝酵素が圧倒的に優位な状態を作ることによって、その日の疲れや不調を癒し、翌日元気に活動するためのパワーを充電する時間帯です。
しかし。寝る直前に食物を体内に入れてしまえば、消化を最優先に行うため、身体は消化酵素を分泌し始めます。
そればかりか、寝ている間も身体は消化器官をフル稼働させて朝まで働き続けるため、疲れが取れずに翌朝にダルさが出たり、スッキリ起きられなかったりするのです。
まさに金言ですにゃー。
もっと早く、このことを知っていれば過去がもっと有意義に過ごせましたにゃよ。
人生は、いかに消化酵素を節約し、食べない努力をすることが大切でしたのですにゃー。
これからは、仕事で晩御飯が遅くなりそうな場合は、夜8時までに青汁でも飲んで食べないことにしますにゃよ。